ゆいグローバルネット チームメンバーの長谷川麻衣さんから、米国ボストンで出会ったJB Lineについて紹介してもらいます。
ボストンに在住していた際に、「JB Line(Japanese Bostonians Support Line:日系ボストニアンサポートライン)」という邦人を支援する団体でボランティアとして関わらせていただいていました。今回は、JB Lineとの出会いのきっかけと、JB Lineについてご紹介したいと思います。
<JB Lineとの出会い>
2016年7月の夏、夫の仕事の関係でカリフォルニアからボストンに引っ越すことが決まりました。新生活が始まるワクワクした気持ちが高まると同時に、我が家は、カリフォルニアからの転居に伴い、ボストンで新しく医療保険に加入し直さなければならないという医療保険の問題に直面していました。ボストンでの医療保険の仕組みや加入の仕方などが分からず、途方に暮れていたところ、ネットで見つけたのが「JB Line」でした。JB Lineに医療保険のことについてメールで問い合わせをしたところ、すぐに代表の渡邉哲子さんから、質問への回答とともに温かい言葉が添えられた返信をいただきました。転居するにあたり、知り合いも誰もいないことに心細い思いをしていましたが、迅速で親身なサポートに、「何か困ったときに助けてくれる団体があるんだ」という安心と心強さを感じたことを今でもよく覚えています。
サポートをしていただいたこの経験は大きな契機となり、私も微力ながら何かお役に立ちたいという思いが沸いてきました。ボストンに転居した後、すぐにJB Lineに連絡を取り、ボランティアの一員として関わらせていただくことになりました。ボランティアをさせていただいた経験は、今でも何にも代えがたい貴重な経験となっています。
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<JB Lineとは>
JB Lineは、ニューイングランド地方に住む日本人及び日系人の方たちを中心に支援を行っている非営利団体です。2010年10月にボストンで設立されて以来、日本語と英語による無料の電話・メール相談、ドメスティックバイオレンス・離婚・親権の問題などに関する相談、高齢者へのサポート(高齢者対象のサポートグループの開催や訪問活動など)、無料日本語法律相談、ケースマネージメント(相談者が必要とする情報の提供やサポートの提案・提供)、アウトリーチ・ミーティング(日本人・日系人の生活向上のための教育普及活動やミーティングの開催)など、様々な支援活動を通じて、日本人及び日系人の方たちの支援に尽力されています。JB Lineは2018年に外務大臣賞を、2022年にThayer Awardを受賞されるなど、日米両国においてその功績が高く評価されている、近年、特に注目されている邦人支援団体です。https://www.jbline.org/
※JB Lineについては、チームメンバーの長沼仁美さんがボランティアとして活動した経験を体験リポートしています。→JBLine, Inc.との出会いが変えた米国生活
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