「バンコクこころ保健室」の美並りなさんに、タイ バンコクでの活動を紹介してもらいます。
積極的に取り組んでいらっしゃる性教育に関しては、家庭で親がどのように教えていけばいいのか?親自身も戸惑いがある分野だと思います。
親同士が気軽に話し合える環境があることは、所属できるコミュニティが限られやすい海外においてはとても意義深い取り組みだと感じます。
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2019年にタイ バンコクで性教育についてのイベントから始めた活動は、4年目になりました。参加された皆様からのリクエストで、たくさんのイベントを開催してきました。特に重要視しているのは、性教育関係や0歳児の育児支援で、地域に根差したタイならではの育児を目指して、20名のボランティアさんとともに活動を広げてきました。
★「育児交流会」:
0・1歳児のママたち向けの交流会では、毎回様々な講師の方にお越しいただき、勉強会やコンサートなど開催しています。ボランティアさんも見守りとして参加され、少しでもママが交流会に集中できる空間を提供しています!
「育児交流会~ハープコンサート」→
★性教育講座(初心者向け・男の子向け・女の子向け・親向けなど):
日本の性教育は、世界基準に比べると年齢的にかなり遅く始まるため、日本の教育を受けたお子様たちが、世界に出たときに困らないように世界基準の講座内容となっています。質問・疑問にお答えしやすいように、少人数で開催しています。
「どうする⁈わが子へ性のおはなし講座」→
【世界の皆さんへ】
DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)が社会の基盤として進められています。では私たちはどう生きたらいいのか?これから生きていく子供たちへ社会のルールを伝えていくことが、性教育の大きな役割だとも思っています。 私たちが受けた性教育は、性に関することは隠さなければならないと教えるネガティブなものだったと考える方も多くいらっしゃいますが、今はポジティブに、大切な権利として考えられてきていると思っています。
・自分のことを大好きと思えること
・他の人のことを大切に思えること
これからの世界へ羽ばたく子供たちには、人種・性別・障害・国籍などにとらわれないグローバルシチズンシップという視点を持ち、自分らしく生きていってほしいと思っています。この地球上では、いつでもだれでも、幸せになる権利があります。
バンコクより皆さんの幸せを願ってやみません。
情報提供元:バンコクこころ保健室
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