6月1日(土)に『多様性の中で育つ ~北欧の教育事情報告から考える「多様な世界に羽ばたく人間力・社会力」とは?~』と題し、講師に藤田さなえさんをお迎えし、デンマークの教育事情を報告いただきました。
当日参加したゆいグローバルネット チームメンバの吉田明さんが、感想を寄せてくださいました。
学校で習う教科の中で社会科、特に現代社会が苦手だった私にとって、「デモクラシー」とは、テストのために覚える「民主主義」という単語でしかなかった。しかしデンマークの子どもたちは、そのような暗記用の単語としては教わっていないようだ。
小さな子どもも外国人も、その社会の一員として扱う。外からの見た目で判断せず、自分自身も相手もリスペクトする。対話を通して意見を交わし、互いの成長の落としどころを見つける。
そして「私たちの社会」を、一員である「私」が作るのだ!という意識や責任感を持ち、行動すること。これらが、デンマークの社会に根づき、大人から子どもへと伝えている「デモクラシー」なのだろう。
藤田さんは説得力のある口調で、またフロアの小さい意見も聞き漏らさず、時にユーモアを交えながらお話しくださった。参加者の中にも、きっとデモクラシーの種が植えられたと思う。
藤田さん、ありがとうございました。
※講師 藤田さなえさんの活動は、以下のサイトからご覧いただけます。
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