安心して海外で生活するためには、現地の医療は気になるところですよね。
このシリーズでは、現地在住邦人にとって心強い存在となる世界各地で活躍中の日本人医師を紹介します。
初回は、カンボジア プノンペンで活動されている八木加奈恵先生です。
八木先生はゆいグローバルネットのチームメンバーでもあります。
Q.自己紹介をお願いします。
A.こんにちは。カンボジアのプノンペンに在住の八木加奈恵と申します。カンボジア人の夫、2人の息子、義母、義弟、メイドさんの大家族で暮らしています。専門は小児科で、Raffles Medical*というクリニックで週3回勤務しています。発達や行動に問題がある子供の診療を積極的に行いながら、赤ちゃんから成人まで、国籍を問わず全般的に診させて頂いています。
Q. 好きな現地の食べ物や、おすすめの場所がありますか?
A.常夏の国カンボジアでは、様々な南国のフルーツが食べられます。マンゴー、パパイヤ、ジャックフルーツ、ドラゴンフルーツなど、どれも甘くて、とても美味しいです。中でも私のおすすめはドリアンです。さすがフルーツの王様だけあって、濃厚でクリーミーな味は最高です。
先日、カンボジアの離島のビーチで休暇を過ごし、珊瑚礁でのシュノーケルや海の幸を堪能しました。夕方、ホテルのスタッフが息子をサッカーに誘ってくれ、他の宿泊客も誘って、ミニゲームを楽しんでいました。人と人の垣根が低いのが、カンボジアの良い所です。
Q.皆さんにメッセージがありますか?
A.カンボジアは医療が大変遅れており、ローカルの病院を受診することはお勧めしません。外資系病院でも、全ての専門医は揃っておらず、重篤な疾患や稀な疾患は他国に搬送が必要なケースもあります。しかし、カンボジアはこの10年で随分発展し、日系の病院もでき、日本人ドクターも増えたため、日本人にとっては以前より随分暮らしやすくなりました。
医療での不便さはありますが、カンボジア人は子供が大好きですから、子供が騒いでいても、嫌な顔をせず笑いかけてくれる人が多く、子育てがしやすいので助かっています。
※Raffles MedicalのHPはこちら→https://rafflesmedical.com.kh/en/healthcare-team/
インタビュー 大橋ひとみ(認定心理士)
Comments